ノルディックウォーキングやノルディックトレイルウォーキング、ノルディックランニングをやってみたいと思いポールをいろいろ探したんですがノルディックウォーキング専用ポールでは登山では使えない場合が多い、トレランポールは長さの調整ができないものがおおい、ノルディックウォーキングでは通常のポールウォーキングより少しポールが長めになる。
・・・あれこれ悩んだ結果手持ちのトレッキングポールを少し改造して使ってみることにしました。
改造するのは持っているブラックダイヤモンド・ディスタンスFL、改造といっても部品を追加するだけですが。
石突き部分の改造(先ゴムの追加)
標準のプラスチック製の石突きと金属の石突き
普通のストックは、金属の石突きの上からプロテクターカバーをかぶせるようになっていますが、ブラックダイヤモンド・ディスタンスFL(Black Diamond Distance FL)は先端に小さなプラスチック製のキャップがついていて金属の石突きにするには交換が必要です。
いままでずっとこのプラスチック製のキャップで使用してたんですが少し問題がありました。
まず、とても小さなキャップなので木道や木の根のおおいところではストックが使えません。そして私の技術の未熟さもありますが岩場(トレッキングポールが使える)では結構滑るんです。
カバーを外すばいいのですがこのポールの場合、プラスチック製のキャップと金属の石突きの交換に強靭な指先が無い限りプライヤーなどの工具が必要になります。
断面が波状になっているので完璧な締め付け固定では無いのですがほぼ工具は必須です。そのためトレッキング途中で交換したことはありません。
株式会社シナノの「PP-07」8mmカバー
通常のトレッキングポールのように石突き+ゴムカバーに変更することにしました。
ブラックダイヤモンド・ディスタンスFL(Black Diamond Distance FL)の先端は8mmです。厳密には標準のプラスチック製の石突きは4角形状なので高さ(幅)が8mm。
株式会社シナノのポールの先ゴムは11mm、10mm、8mmの種類がありますがダイヤモンド・ディスタンスFL(Black Diamond Distance FL)には8mmの先ゴムがぴったりです。(左)は通常11mmサイズ)
これでプラスチック製のキャップ+ゴムカバーも可能ですし、石突き+ゴムカバーの構成も可能です。8mmのゴムカバーはかなりぴったりつくので、まず外れることはありません。石突き+ゴムカバーの場合は石突きの山がひっかかりより一体化しますので外すのに苦労するくらいぴったり付きます。
ノルディックウォーキング用先ゴムの追加
今度はブラックダイヤモンド・ディスタンスFL(Black Diamond Distance FL)をノルディックウォーキングでも使えるようにします。シナノには通常のウォーキング用先ゴムとノルディックウォーキング用先ゴムがあります、今回装着するのはノルディックウォーク用先ゴム。
ノルディックウォーク用先ゴム(8mm,11mm)
ラインナックには黒いプラスチックのジョイントあり→11ミリ、なし→8ミリがあります。ブラックダイヤモンド・ディスタンスFL(Black Diamond Distance FL)には8ミリがぴったりです。
<画像 シナノオンラインストア>
ポールの長さ
ノルディックウォーキングのポールの長さは標準で身長×0.65、負荷をかけたい場合、上級者は身長×0.68となるみたいです。通常のトレッキングポールは身長×0.63が標準なのでノルディックウォーキングのポールは少し長め。アルペンスキーとクロスカントリースキーの違いと同じで、ポールを突く位置が違うので当たり前ですね。
でもこれは身長に対する頭の大きさ、腕の長さによって変わってくるのであくまでも標準。頭が大きく腕が短い私の場合は微調整が必要です。
頭が大きい→標準より肘が下→ポールは短めになる
手が短い→標準より肘が上→ポールは長めになる
とういことは相殺されて標準?
身長×0.63=約108cm、身長×0.68=約117cmなので、ブラックダイヤモンド・ディスタンスFL(Black Diamond Distance FL)の調整幅105cm
~120cmに収まりそうです、後は試して調整します。
登山で使うポールについて
ノルディックウォーキングのポールという話からは少しずれるのですが登山やトレッキングで使うポールについて少し考え方が変わってきました。
登山でのポールはスキー歴が長かったので初めから使用に違和感がありませんでした。「登りと下りでは長さを変える」とか本に書いてあることもいろいろ実行してました。
でも使ってみると「使いやすければなんでもいいのかも」と思い始めました。
現在は登り下りで長さを変えることはありません、基本ストラップはしないので状況に応じて握る位置を変えればすむことなのでポールの長さ調整もいらないと思いはじめました。
自分専用ならトレランポールが欲しい、でも貸し借りがあるのでどうしても調整式になってしまいます。
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